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2016/12/05
肩こり
力が自然と抜けるようになればつらい肩こりは解消できます
がんこな首肩のこりの方には、余計な力を入れるクセがある
「力を抜いて下さいね」といわれても、なかなか抜けないタイプの人は、がんこな首こり・肩こりの方によく見受けられます。
常に必要以上に筋肉の緊張をおこしているのですから、この状態が長く続くと、筋肉はこってくるし動きも悪くなります。
さらに血液の循環も悪くなるので、ますます身体が硬くこわばってしまいます。
このように身体が緊張して硬くなってしまう人は、【身体の使い方】の側面からみると、余計な力を使って効率の悪い動きのクセがついてしまっているのです。
もしも悪いクセが改善されて、余計な力が抜けるようになれば、がんこでつらい肩こりも解消できそうですね。
なぜ肩に余計な力をいれてしまうのでしょうか
私たちの身体は、進化の過程で二足歩行で自由に動けるようになりました。
そして、二足歩行ができるための本来のヒトの身体のしくみは、重力に対してからだを骨で支えられるように作られていることです。
人の頭は、重たい人では5㎏ほどはあるといわれます。
背骨の上にまっすぐに乗っていれば、骨が自然と支えてくれるので、余計な首肩の筋肉に力を入れる必要ありません。
ところが、頭の重さを筋肉の力だけでで支えようとすると、筋肉は常に使われ続けることになります。
このような身体の使い方を、無意識の自分のクセとしてパターン化してしまっていると、ついには慢性の肩こりというつらい症状に悩まされることになりかねません。
いつも首や肩がこっていて、一時的にほぐしてもすぐにまたこるようなら、身体の使い方を見直すことが症状改善の近道になります。
肩の力を抜こうとしても抜けないのを改善するには身体の使い方の再教育が必要です
いくら力を抜こうとしても抜けないのは、脳がそのような身体の使い方を習慣としてプログラムしてしまっているからです。
ですから、力を抜けるようにするためには、もう一度脳にプログラムされた神経回路を書き換える必要があります。
「そんなことできるのかな」って思われるかもしれませんが、スポーツなんかのフォームの改善と同じことなんです。
これは、身体の使い方の再教育といわれるものです。
当院では、つらい首肩のこりの症状を引き起こしている直接原因である筋膜の癒着をほどいたり、内臓や自律神経の働きを活性化する根本原因へのアプローチを行っています。
それとともに、再発防止・セルフケアのための身体の使い方の再教育に力を入れています。
習慣化された身体の使い方のクセが、本来の正しい使い方に修正できるようになれば、長年のつらかった首こり・肩こりから一気に解消されます。
その理由は、脱力した状態で正しい姿勢でいられるようになるからです。
逆にいうと、そこまで力を抜けるようにならないと、根本的に肩こりを解消したことにはならないのです。
つらい肩こりでお悩みなら、一時的にこり抑えることから、根本的にこりの解消を目指しませんか?