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2020/12/15
起立性調節障害
起立性調節障害と適応障害のエネルギー調律
中3の娘の診察をお願いしたく、予約させていただきます。」とメールをいただいたのが今年の7月のことでした。
元々、小学校高学年の頃より、朝なかなか起きられない・乗り物酔い・夏の暑さに弱いなどの症状はあったのですが、昨年8月より部活によるストレスが原因なのか症状がひどくなり、学校医から起立性調節障害と診断されたそうです。
その後、部活のストレスに加えてクラスでもショックなことがあり、うつ病を疑われましたが、その後の病院での診断の結果、社会不安症と適応障害と医師から言われました。
「中3になり、学校は楽しく通えていますが、常に感じている倦怠感・休んでも取れないひどい疲れに悩まされ、友達と同じペースで歩くのも必死でついていく状態です。」
「受験を控えておりますので、本人も早く元の状態に戻らないと、と気持ちが焦るばかりです。」
といったような切羽詰まった内容のご相談をお母さんからいただきました。
自律神経による循環調節が障害される
起立性調節障害や適応障害という病名をつけられるお子さん、最近当院にも増えてきています。
起立性調節障害とは、思春期のお子さんによくみられる自律神経の機能不全のひとつです。
特に午前中に調子が悪く、午後から夜になると元気になる傾向があります。
軽症なのを含めると小学生の約5%、中学生の約10 %の有病率があるそうです。(日本小児心身医学会HPの記載による)
また、適応障害はストレスが原因で引き起こされる気分や行動面に現れる症状で、憂うつな気分や不安感が強くなるため普段の生活が送れないほどになる状態です。
適応障害は、小中学生から仕事・家事、育児を行うすべての方に起こりうる症状ですが、昨今の子どもたちにとってはストレスの多い環境にあるのは間違いないでしょう。
起立性調節障害といわれたら
当院では、起立性調節障害のような症状で来られたお子さんに対して、まずは原因となるからだの検査をしっかりと行います。
検査といっても、病院ではほとんど行わないからだに直接聞くような方法で、一体何がお子さんに起きているのかを調べていきます。
からだそのものの使い方やしくみや構造上の問題なのか、思考や感情などの目に見えない要因が影響しているのかなどを観るのです。
そして、もっとも重要なのが、そのお子さんのエネルギーの状態です。
これには、イーマサウンドR?という特殊な音響を使って、エネルギーの出入り口のズレやエネルギーの流れ方をチェックしていきます。
この音響を使ったセラピーをイーマサウンドR?バイオチューニングといいますが、この施術自体は医療ではなくエネルギーを整えるために使います。
からだが健康な状態の時には、健康な音(周波数)が内蔵や骨格などの器官や組織から発しているのですが、からだが不調な時にはズレた周波数の音を発しているのです。
それを人間のもっとも健康な時の状態の音をからだに聴かせ、共振共鳴させることで整えるのが音を使ったセラピーの原理の一つです。
その後のご報告では
このお子さんには、7月から10 月までの4か月、9回の施術を行いました。
毎回の施術中はぐーぐーいびきをかいて寝てしまうくらいリラックスできてるようでした。
その後のご報告で、最近は調子も持ち直して元気に登校しているとのこと。
受験勉強と入試関係のスケジュールが立て込んいるが、以前のような不調な状態はなくなっていますと安堵されている様子でした。
起立性調節障害や適応障害と言われて、なかなか症状が改善されずに親子ともどもに不安と焦りの中でお悩みの方には、ぜひエネルギーのバランスを整えるという方法もあるんだと知っていただけれ幸いです。
それに加えて、今年は外出自粛やマスク着用による呼吸の制限、運動不足なども症状悪化の引き金となっています。
できるだけ自然に触れて、適度な運動も忘れずに!
医療による診断治療も大切ですが、ご自身の中にある力を引き出すことはもっと大切です。
ぜひ一度ご相談ください。