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2016/10/05
コラム
【セルフケア】よい立ち姿勢の基本を身につけましょう!
よい姿勢の基本の考え方を学びましょう
身体が心地よくいられる必要条件として、力を抜いた状態でよい姿勢がとれているかは大きいですね。
よい姿勢というと、背すじをまっすぐに伸ばして、あごを引いて、肩から腕までを体側につけてピシッと立つと思い込んでいる方も多いです。
でも、はっきり言いましょう。
それは、よい姿勢とは程遠いガチガチに緊張した状態ですよ。
試しに、その背すじをピシッと決めた状態で動いてみてください。
自由に動けている感じがしますか?
しないですね。
しかも、すぐに疲れてしまいます。
よい姿勢を取ろうとすればするほど、身体を酷使していることになります。
楽な姿勢がいいなら猫背が楽ですが。。。
では、背中を丸めた猫背が楽だからといって、その姿勢がいいのかというと、これまたいけません。
人間の身体のつくりは、身体の部位が中心を縦に貫く中心線に近く、重心ができるだけ低い位置でバランスがとれると最も楽に立てるように設計されているんです。
下半身の上に上半身が、重力に対してバランスよく乗っていると、身体はいちばん動きやすく身体がよくはたらけます。
よい姿勢というのは、静止した状態で真っ直ぐに立つことではなく、脱力した状態で重力に対しバランスが取れている姿勢のことを言うんですね。
立ち姿勢の基本をチェックしましょう
自分の身体の中心がどこにあるかわかりますか?
これはみなさん自分のくせには気づきにくいので、真っ直ぐに立っているようで前後左右に傾いていることが多いですね。
では簡単に自分の重心を中心に置く方法です
水平器をイメージしてみてください。
水泡をちょうど円の中に収めるように調整しますね。
あの要領で身体を前後左右に倒して自分の中心を見つけます。
足を腰巾に開いてまっすぐに立ち、身体全体を前に傾ける⇔後ろに傾けるを何度かくり返します。
ロッキングチェアを揺すっているようなイメージで、徐々に動きを小さくしていき、ちょうど真ん中あたりを見つけます。
身体を前に倒したときの足の裏の感じと、後ろに倒したときの足の裏の感じに意識を向けて感じるのがポイントですよ。
今度は、左右に重心を移動させながら、足裏の体重のかかり方の感覚を感じます。
前後左右でちょうど中心に入ったと感じたところが、自分で見つけた中心になります。
下半身の上に上半身を乗せる
次に、その状態から両脚を曲げてみてください。
この時、膝を曲げるのではなく、股関節から曲がっているかに注意してくださいね。
もし、かかとに体重がかかっている立ち方なら、股関節が曲げられない感じがするはずです。
前に重心がかかっている立ち方なら、バランスをとろうと身体を反らし、太ももの前が緊張するはずです。
体重を正しく中心にかけて、股関節を曲げると、そけい部にシワができるのがわかります。
昔、ビートたけしがやってた「コマネチ!」という一発ギャグで手を動かしてた場所ですね。(*^▽^*)
実際は、ほんの軽く股関節がゆるんだ状態で立っているのが、下半身の上に上半身が正しく乗っている脱力して楽に立っている姿勢です。
この姿勢からだと、いざという時にはいつでも自由に動き出せるわけですね。
人間は立っている時も、小さなゆらぎの動きは常に起きているので、筋肉を緊張させて固める立ち方を改めると動きが変わりますよ。