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2018/08/14
コラム
ヘルニア・脊柱管狭窄症が整体と鍼治療で改善したケース
長く座っていられない、立っていると腿の裏が引きつる
左のお尻から太ももの裏側にかけての痛み、そして膝から下のしびれの症状で来院された患者さんの症例です。
昨年の夏頃から症状がではじめ、当初は車に長く乗っていると痛みとしびれが出るのが始まりでした。
特に思い当たる原因はないとのことですが、「そういえば重いものを持ったりしたことがいけなかったかな」とおっしゃっていました。
病院の整形外科で診てもらったところ、エックス線検査では異常はありませんでした。
さらに詳しくMRIで画像を撮ってもらうと、腰椎のヘルニアと脊柱管の狭窄がみられるとの診断を受けたそうです。
痛み止めの薬が効かない
お医者さんからは、「とりあえずお薬で様子をみましょう」ということで、痛み止めのロキソニンを処方され服用しましたが、全く改善がみられなかったそうです。
そこで、トラムセットという別のお薬に変えられてを処方されて服用しているそうですが、なかなか改善しないまま日が過ぎていったとのことです。
インターネットでいろいろ調べているうちに、痛みにはトリガーポイントが関係しているということを知り、京都でトリガーポイント治療をしている当院に来られました。
現在50代の主婦の方ですが、30代後半には多発性硬化症という診断をされています。
また、20代で右の卵巣脳腫、乳腺線維腺腫の手術を受けられていました。
そろそろ、パートの仕事に出たいと思っているけれど、座っているのも辛いので面接にも受けに行けないと困っておられました。
整体とトリガーポイント鍼治療で短期間で改善できた
7月末に来院され、3日おきに3回の施術を終えると、立ち上がる時の引きつれ感は残るけれど痛みは半分以下に軽減しました。
そして、ご本人もびっくりされていたのが、呼吸がとてもしやすくなったのだそうです。
実はこの方、長い間いつも呼吸が浅くみぞおちが窮屈に感じていたのだそうです。
その後さらに3回施術を重ねるごとに、さらに痛みの程度が楽になり10分の1くらいまで下がりました。
台所に立っていても痛くないし、長い間座ったあとで立ち上がる時に引きつれることもなくなったようです。
今はもう痛みはほぼなくなり、普通に家事もできるようになったと喜んでいただけました。
痛みはなくなりましたが、健康状態をより良くするためにしばらくは定期的に通って体のメンテナンスをやっていきたいとのこと。
痛みなどの症状は体からのサインですから、再発しないような体作りをすることが一番の予防になります。
自分の健康は自分で守るという意識を持たれるようになったことが嬉しいですね。