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アイコン2016/08/19

アイコンコラム

腰椎すべり症と言われ立てなかった痛みが3回目で家事ができるようになった

10年くらい前に腰痛で動けなくなったことがあった50代の女性の症例です。

その時には、病院の先生から軽い腰椎のすべり症があると言われたそうです。

腰痛はしばらくしてから治まり、すべり症のことは忘れていました。

ただ1年前から、長い時間歩くと腰がだるくなってしまう、ということが気になっていたそうです。

整形外科で腰椎すべり症が原因の痛みと言われました

清掃のお仕事をされていて、左脚を使って床をごしごしとこすって使い過ぎたのか、翌日から台所に立つこともできないくらいの

痛みで仕事に行けなくなってしまいました。

これは困ったと思い、マッサージのような整体やストレッチサロンで身体をほぐしてもらいに行きましたが、症状は全く変わりませんでした。

それで、整形外科を受診したところ、「レントゲン撮影で腰椎すべり症があるのでそれが痛みの原因だ」といわれました。

痛み止めの薬とコルセットを締めるよう指導されて、数日続けていましたが効果がなく、友人に相談したところ当院を紹介されたとのことでした。

身体全体のバランスと健康状態を診て治療

中腰の姿勢は大丈夫なのですが、立ち姿勢や反る姿勢をすると痛みがでました。

その他にも、肩こりと左の手のひらにしびれがあり、普段から疲れが取れにくく、日常のストレスもかなりあるようでした。

とにかく、仕事を休んでいる状態なので、早く行けるようになりたいと願われていました。

体のバランスが崩れた状態がベースにあって、さらに無理な姿勢で脚腰に負担がかかったために、左のお尻に過剰な負担をかけてしまったのでした。

ストレスによる内臓の機能低下があると、身体の治癒力が発揮されにくいので、まずは全体の体力を引き上げるために整体をします。

整体をすることで、血液の循環や免疫力が高まるので、あとのトリガーポイント治療がしやすくなります。

トリガーポイント鍼治療は痛みの発信元を解除できます

トリガーポイントとは、筋肉筋膜常に発生した痛みの引き金となる組織の異常な反応部位です。

鍼は左のおしりの筋を中心に、脚に響く感覚があるところへ施術しました。

当初は、仕事はおろか台所に立つこともできなかったのですが、3回目の治療後は7割楽になり、家事が普通にできるようになりました。

6回目の治療後は、痛みはほとんどなくなり、重だるさが少し残る程度まで回復しました。

すでにその前から仕事にも復帰し、無理しないように気をつけながらも問題なく作業できているとのことです。

すべり症が痛みの原因だとすれば、すべっている状態が改善されない限り痛みはなくならないはずです。

しかし、実際は腰椎すべり症があっても痛み症状は改善していくことが多いです。

体のバランスを整え、治る力(自然治癒力)が発揮できる状態であれば、多少の歪みがあっても回復していく力は本来誰にでもあるからです。

鍼治療や整体は、そんなあなたの治る力をサポートするのに有効な方法です。

 

 

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