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アイコン2016/06/03

アイコンコラム

季節の変化に体が対応できずに起こる腰のだるさ

朝起きるといつも腰が重だるい

慢性的な腰のだるさ、違和感を感じて来院された患者さんの症例です。

20代男性で、営業マンとして車の運転をすることが多いそうです。

この方、実はちょうど1年ほど前の同じ時期に一度来院されていました。

症状も今回とほぼ同じで、朝目が覚めると同時に腰に違和感を覚えるとのこと。

また、日中も常に腰に意識がいってしまい、特別痛みを感じるわけではないけれどずっと違和感があって消えないそうです。

ちなみに、前回に一度治療した後の状態はどうだったかと聞いてみました。

すると、治療してもらってからほぼ調子が良かったので、気にならなかったけど1か月前から以前のような腰の鈍痛というか重さを常に感じるようになったとのことです。

ご本人は、普段の姿勢が悪いのが原因だと思っているようですが、特別改善することは何もしていないようでした。

治療の希望として鍼治療は受けたくないとのことでしたので、整体を中心にした手技でアプローチをしました。

腰の症状を通してからだの状態を診てみると

姿勢のことがやはり気になるらしく、身体の歪みを矯正してほしいとの希望もありました。

この方のお身体をチェックしてみると、左右の筋肉のバランスが崩れており骨盤の歪みが出ていました。

それにつれて、腰の筋肉が引っ張られ負荷がかかったまま緩まないのが腰の違和感の起こす要因でした。

そして内臓の状態をみると、かなり腎臓に負担がかかる生活をされていたのか重く下に落ちていました。

疲労が抜けないようで慢性的に血液循環や代謝が悪いように感じました。

整体は、身体全体のはたらきを持ち上げ、筋肉筋膜の硬さを取り、バランスのよい状態にして治癒力が働きやすくなるようにするのが施術の目的です。

つまり健康度をあげるということですね。

身体のコンディションがいい状態に上がっていけば、症状は勝手に消えてなくなります。

季節の変化や寒暖の差も影響があります

この方は、まだ20代で年齢的には若いのですが、私は「不摂生な生活が続けば必ず再発しますよ!」と釘をさしておきました。

自分の体に無自覚であり続けるならば、もしかするとまた1年後にお会いするかもしれません。

このように毎年同じ時期に、同じような症状が起きるという方は、もう一つ季節的な要因が絡んでいることもあります。

体は季節とともに変化します。

気温・湿度・気圧・日照時間などに体は影響を受け、本来は適応する力があるものです。

しかし、このような外部環境の変化にうまく適応できない状態の体では、季節の変わり目や特定の時期に症状が発生しやすいということが起こってしまいます。

適応力を強くするためには、まずはご自分の体に意識を向け感じる力を思い出すことです。

整体などの治療を受けることもその助けになりますよ。

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