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アイコン2016/03/08

アイコンコラム

【問題】病気ではない、でも健康でもない状態を何と言うでしょう?

このコラムでは、あなたに健康と病気について、どう身体と向き合えば良いかを考えていただきたく書いてみました。

健康という状態の対極にあるものは「病気」

「健康」っていいですね。

健康で過ごせることは、人生におけるすべての基礎であり土台となります。

では、健康の対極にあるのは何でしょう?

不健康ということでしょうか。

いいえ、健康の対極にあるのは「病気」です。

では、この記事のタイトルである「病気ではない、でも健康でもない状態」を何と言うでしょう?

病気でないこと、つまり特定の病名をつけられていないことは健康と言えるでしょうか?

もちろん言えません。

病院を訪れると、たいていは何らかの病名をつけられ、お医者さんは私たちの訴える症状を抑えたり取り除くためにお薬を処方されたり、手術をされたりします。

しかし、実際は病院へ行くほどではないけれど、何か身体の調子がすぐれないという方はたくさんおられます。

このような状態が「病気ではない、でも健康でもない状態」です。

そしてこの状態を、未病といいます。

健康 ⇔ 未病 ⇔ 病気

どうやら現代の私たちは、ほとんどの方が未病状態で、健康とはいえない状況のようです。

あなたは今、健康ですか?病気ですか?それとも未病の状態ですか?

「健康な身体」である為の3つの向き合い方

私のような治療家や医者が、患者さんと向き合う時、その患者さんが病気の状態であれ未病の状態であれ、痛みや不快な症状を解消させる行為を「治療する」といいます。

その治療には3つのステージがあります。
  1. 悪い状態をプラスマイナスゼロの状態に近づけること
  2. 症状がない、もしくはなくなったけれど、今よりマイナスに落とさないようにすること
  3. 良い状態だけれど、さらにより良くすること

一般にいわれる治療とは1.の悪い状態をプラスマイナスゼロの状態に近づけることをいいます。

しかし、2.や3.も我々からすると治療のステージなんです。

2.はマイナス以下にならないようメンテナンスするための治療です。

このステージでは、痛みや症状の再発防止や新たな痛みや症状を引き起こさない為の施術をしていくです。

例えば、激しいスポーツをした後、トレーナーをつけてメンテナンスをしたり、日常の習慣で身体が硬くなったりなまったり症状が再発しないように指導者の元で適度な運動をすることもこのステージです。

3.はプラスをよりプラスにする治療です。

気になる症状がないだけでなく、さらに健康度を高める施術していくことです。

例えば、スポーツ選手の腕や肩の可動域を広くしてパフォーマンスを高めたり、一般の人でも身体の動きをもっと柔らかくして怪我をしにくい身体づくりや身体の使い方の指導をすることなどが、それにあたります。

未病から健康へ近づく賢い治療の受け方

「病気じゃないから」(病名をつけられていないから)ではなく、「未病の状態」から「健康な状態」へ近づけるため、更に「より健康な状態」である為に、あなたが身体に対してできることがあります。

それは、未病から健康へ近づく賢い治療の受け方です。

賢い治療の受け方をしている人とは次のような方々です。
  • 症状が改善した後も、定期的にいい状態を保ちたいので継続して施術して欲しい。
  • 良くなってからしばらく来なかったら、また調子が悪くなったので定期的に診てほしい。
  • 運動やダンスなどをしていて、よりパフォーマンスを上げたいので気になる箇所を定期的に診てほしい。
  • 普段から健康への意識が高く、身体をメンテナンスしてくれる治療院を探していた。

いなだ治療院には、痛みや症状がある方の他に、このような身体のメンテナンス治療に来られる方々がいらっしゃいます。

身体は日々変化しています。また季節ごとにも歪みやバランスを崩しやすい傾向が出るものです。

定期的にメンテナンスを受けることによって、ご自身のからだの状態に気づくことができます。

あなたも、未病から健康へ近づく賢い治療の受け方をしてみませんか?

信頼できる「かかりつけ治療院」をもつことをおすすめします

賢い治療の受け方をする為には、信頼できる「かかりつけ治療院」をもつことをおすすめします。

さきほどの「健康 ⇔ 未病 ⇔ 病気」の相関をもう一度思い出してください。

健康と未病の間でより健康に近づくための治療を受けることは、未病の状態に戻らないため必要なことです。

治療院で治療を受けることは、身体のどこかが悪くなってからだけではありません。

最も賢い治療院の利用のしかたは、自らの健康管理のために、未病の段階で積極的に整体や鍼の治療を受けることです。

月に一回でも身体の専門家に状態をチェックしてもらい、適切な施術を受けること。そして来院するたびに、セルフケアの指導や最新の健康情報を得られることは、患者さんにとっては大きなメリットです。

テレビやネット、本などの玉石混交の健康情報に振り回されないためにも、信頼できる「かかりつけ治療院」をもつことをおすすめします。

かかりつけの病院は、もちろんあるに越したことはありません。

いざという時に、信頼できるお医者さんがそばにいると心強いものです。

でも、あくまでも「かかりつけ」とは、ご自分の健康は自分で守るという意志があってのサポートの場ですのでお間違えなく!

ぜひ、積極的にかかりつけ治療院をご自分の健康づくりのためにお役立てください。

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