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アイコン2016/02/03

アイコン腰痛

ぎっくり腰になって良かったのかもしれませんよ

ぎっくり腰はどんな動作で起こりますか

この時期はぎっくり腰を起こす人が多いんです。

ぎっくり腰になるときは、何か重いものを持ち上げる時にぎくっとなるイメージがありますね。

それも間違ってはいませんが、ほとんどの場合、日常のなんてことない動作をしたときに痛みが発生します。

たとえば、くしゃみをした時、物を取ろうと手を伸ばした時、横に置いてあるティシュペーパーをつまみ出した時などなど。

どう考えても、強い力で筋肉がブチッと切れるような動作じゃないのに激しい痛みを感じるんです。

一般的にぎっくり腰とは急性腰痛と分類されます。

急性の痛みですから、筋肉や靭帯に損傷を受けて炎症が起こっているとまずは考えます。

ですから、患部をまず冷やす・安静にするという処置は間違ってはいません。

痛み自体は、こじらせなければ1週間前後で楽にはなっていきます。

しかし、中には、くせになって何回もぎっくり腰を起こすようになる人もいます。

慢性的に常に腰に違和感をかかえてしまう人もいます。

これはいったい何を意味するのでしょうか?

ぎっくり腰は、動きによって急性に痛みが出たので急性疾患だと思われがちです。

でも、実は慢性疾患なんです。

もう少し正確にいうと、慢性的に腰の状態がよくないからぎっくり腰を起こしてしまったのです。

適度な緊張があって、血流が正常に流れている筋肉であれば、腰をねじってティッシュを取ったくらいでは痛みなど出ません。

その程度の動きと、その程度の身体の使い方で激痛が走るようなら、普段の身体の方に問題があると思ったほうがいいです。

ぎっくり腰になったら痛みをなんとかしてほしいものです

「痛みだけでも取ってくれ!」

そんな悲痛な思いでお電話をいただくこともあります。

痛みが出てしまったものはしかたがありません。

今さらあんな動作をしなければと後悔してもなんにもなりませんね。

だから、まずは痛みを少しでも緩和できるような施術をいたします。

1回の治療で、かなり痛みを楽にできるケースもあります。

ですが、完全に痛みが消えるのには2〜3回の施術が必要です。

痛みを消すよりももっと大切なことがある

痛みさえ消えたら、またもとの生活に戻れますね。

でも、ちょっと待ってください。

その元の生活の中からぎっくり腰が生じたのではなかったのですか?

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」が世の常ですが、辛かった腰の激痛をまた経験したくはないはずです。

日頃の身体の使い方や生活習慣の中に、痛みを作らないようにするヒントがあります。

当院では、自分でできるセルフケアをできるだけ覚えてやってもらいます。

そして、月に一度はメンテナンスのために身体のコンディションを調整しに来院される方が多いです。

そうすると、少しの不具合なら自分でケアできるし、痛くなっても軽症ですみます。

定期的に来院されるので、身体のクセを自覚していただけるし、正しい身体の使い方も毎回指導することができます。

ぎっくり腰になったことを、災難だととらえるより、身体への意識を持つきっかけになったと言って喜んでいただいています。

ぎっくり腰の痛みは、その時は困った生理現象かもしれませんが、ほんとはいいお知らせだったととらえると不思議と治りも早いものですよ。

 

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