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アイコン2016/01/14

アイコンコラム

テレビで紹介されたトリガーポイント鍼治療を観て「これだ!」と思い来院されました

マッサージを受けてもすぐ元にもどる首から背中の痛みで困っていました

数日前から背中の痛み、特に両側にある肩甲骨の間のあたりが痛み、首を動かすたびに響いて痛むという訴えの方が来院されました。

この方は、もともとすごく首がこりやすくて、先日もマッサージを受けてきたところだったそうです。

しかし、マッサージを受けるとその時は楽になったそうですが、しばらくすると又こりが戻ってってくるのだそうです。

ただ、この数日前からの痛みは、単なる首こりではなく身体をかがむような動作をすると腰にまで痛みを感じたので、これはちゃんとした治療を受けないと治らないと思われたのでした。

私は、この方に何か思い当たることはないかと尋ねると、「以前から腰痛もあったから今回の背中の痛みが出たのかも知れない。」とおっしゃいました。

こりの大元であるトリガーポイントの治療で首肩のこりを解消したい

この方が当院を受診された理由は、テレビで「トリガーポイントの鍼で肩こりを治す」という番組をたまたま観たのがきっかけでした。

インターネットで「トリガーポイントの鍼」で検索したところ、いなだ治療院を見つけたそうです。

この方のご覧になったテレビ番組というのは【 スゴ腕の専門外来SP】でした。

この番組で、病院や開業医の整形外科でトリガーポイント治療をされてる先生がたが紹介されていました。

これらの先生方が番組で述べていたトリガーポイントの説明は以下のようなものでした。

  • 肩こりを訴える患者さんに対し、詳しい問診によってコリの大元であるトリガーポイントを見つけます。
  • トリガーポイントとは、問診や触診で見つけた筋肉が固くなったところ、筋肉が凝り固まった場所です。

その凝り固まった筋肉を鍼で刺激を与えて、筋肉を緩める方法が紹介されていたようです。

紹介されていた例が、ちょうど自分の症状とぴったり同じだったので、急いで「トリガーポインの鍼」で検索したとのことです。

当院ではカウンセリングと検査でこの方の首肩の症状を診たてます

初回に来られた時、当院ではまず最初にカウンセリングを行います。

現在の身体の状態を問診し、これまでの身体の状態の経過や日常生活についても詳しくお聞きします。

その後、実際に身体に触れて検査を行うのですが、この方の背中と首はががちがちに固まっている状態でした。

自分で首を動かしてもらうと、首を前に倒すと肩甲骨の間に痛みが走り、触れると背骨の両側に硬いロープが入っているような感触がありました。

姿勢を診ると、肩はいかり肩で、首の筋肉が縮こまって顎が前に出るくせを持っておられました。

この方がいうには、「いつも顎に力がはいっていて、力が抜けない」のだそうで、「以前に車で後ろから追突され、むちうちになったことが影響しているかもしれない。」とのことでした。

こりの大元であるトリガーポイントは、外傷が引き金になってできることもよくあるのです。

トリガーポイント鍼治療とセルフケアで猫背姿勢を改善

この方の一番の問題は、猫背姿勢による首肩のまわりの筋肉への負担が慢性的に積み重なっていることでした。

身体の歪みが大きいので、最初に身体のバランスを整え治癒力を高めるために整体の施術をし、その後慢性的に循環の悪くなっている筋肉からこりと痛みの発信源であるトリガーポイントに鍼治療を行いました。

間隔を空けずに施術を2回つづけ、3回目に来院された時には、首を動かした時の痛みとこり感はずいぶんと楽になったようです。

しかし、触ってみると背中のロープ状のかたまりはまだ残っているので、治療と平行して自分でできるセルフケアを覚えていただきました。

毎日の立ち座りや歩く時に、頭が背骨の上に正しい位置に乗るような簡単なエクササイズです。

この方の当初の症状は楽になりましたが、根本的な原因である姿勢改善をしないといずれは再発します。

以上のようなことを理解していただき、現在は月に1回定期的に身体のメンテナンスに来院され、トリガーポイント鍼治療と整体の施術で体調管理し、セルフケア指導で姿勢をよくすることを習慣化してもらっています。

セルフケアを習慣化できると、症状が発症しにくくなり最高の予防法になりますね。

 

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