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2015/12/24
コラム
正しく動けるかどうかは、立ち方で決まってしまう
立ち方はすべての動作の基本になります
人類の祖先が直立二足歩行するようになったのは、400万年前といわれています。
だから、「立ち方を教えましょう!」といわれても「教えられなくてもできてますよー。」と答えられそうですね。
確かに自然のままの生活環境で暮らしていればそうでしょうが、現代人はそうではありません。
戦後の日本人は、高度成長から急速なIT化の社会に生きています。
頭ばかりはよく使うけれど、身体はどうも置いてけぼりです。
ですから、正しく身体のしくみを使えている人のほうが少ないのが現状です。
立ち座りの動作をするのも、歩くことも、正しい姿勢を保持するのも、まずは正しく立つことから始まりますよ。
立ち方のポイント
- 肩幅で立ちます
- つま先は自然に外を向きます。(軽くジャンプして着地した状態)
- 親指を中心とした足裏で床をつかむようなイメージ(このとき軽くお尻が締まる)
- ここで一度大きく鼻から息を吸い、口から吐きましょう
- 肩を前から上へも持ち上げ、後ろへまわし、手のひらを前にしてポンと肩を落とす
- 落とした時に、腰背部の筋肉が重さを受け止め支えるイメージをもつ
- ここまでが正しくできれば、頭は自然に脊柱の上に乗ってきます
注意点1
まっすぐに立つとは、へそを突き出すことでも、胸を張ることでもありません。
注意点2
身体を支えるというのは力を入れるということではありません。
肩の力は抜けて脱力しています。
この基本の立ち方が自然に身につくと、無駄な力が必要なくなり必要な筋肉が自然とついてきます。
身体が思うように動かせないのはあたりまえです
まずは、意識をしてやってみてください。
最初は、「難しいなー」と思われるかもしれません。
まずは続けてやってみてください。
- 横断歩道で信号が変わるのを待っている時
- 駅のホームで電車を待っている時
- パソコン作業の手を休めて一息つく時
などなど、どこにいてもやろうと思えばがいつでもできます。
何度もやっていると、だんだんと意識しなくてもできるようになっていきます。
それが習慣化したということです、そこまで続けていただけるとしめたものですね。