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アイコン2015/11/10

アイコン腰痛

ぎっくり腰になってもあわてないでね

応急処置で助かりました

先週の日曜日にぎっくり腰になった60代の男性会社員の症例です。

夕方に、自宅前で転びかけた際、ぐっと踏ん張ったところ左腰に激痛が走たあと歩けなくなッたそうです。

日曜日にやっている病院、治療院はないかとネットで探されたのですが、どこも休診だったんですね。

そこで、懇意のマッサージ師さんに相談したところ、当院のことを紹介していた抱いたそうです。

しかし、あいにく当院も日曜日はお休みなんです。

当院のサイトの中で、ぎっくり腰になった時の救急時の対処法を書かせていただいています。

それを見てくださったようで、患部を冷やして安静にしていたおかげで、少し楽になったそうです。

「わかりやすく書かれていたので助かりました!」

と、その後言っていただけたので、役に立って良かったです。

念のためにレントゲンを撮りましたが骨に異常なし

さて、翌日、少し動けるようになったので、念のためにレントゲンを撮りに整形外科を受診されました。

その結果、骨には異常なく、1週間ほどの静養とコルセットベルトを着けることと、後はシップを処方され多そうです。

おそらく、整形外科を受診後に予約の電話をいただいたのでしょうが、この日はあいにく予約が埋まっていて取れませんでした。

それで、次の日の午後に予約をとっていただき来院されました。

初回の面談での、ぎっくり腰になった日の翌日から海外出張が決まっていたそうで、すべてキャンセルしてきたそうです。

そのほうが正解でしょうね。

ぎっくり腰になるようなことで何か思い当たることは?

初回の問診でお話を聞いてみると、どうも1年ぶりにゴルフに出かけたことや、思いつきでイスの踏み台昇降運動を100回行ったりしてから腰に違和感を感じていたそうです。

思い当たる原因、ご本人がよくわかってらっしゃいますね。

急に無理な運動をし過ぎて、筋肉を硬くしてしまったようです。

そんな状態だったので、こけそうになって踏ん張った力が、腰や股関節まわりの筋に予想外の負荷をかけてしまったんですね。

やってしまったことは、しかたがないので、治療をしながら身体の正しい使い方をご指導しました。

とかく学生時代にスポーツをやっていた男性の方は、年を取っても鍛えればなんとかなると思い込んでいる節があります。

この方も、元ボート部だったそうでへんな自信があったようですね。

フォームや体の使い方は無視して、とにかく負荷を強くしたり、回数を多くしたりすれば鍛えられる、健康になれると勘違いされていたんですね。

はっきり言いますが、それ間違いですよ!

いくら腹筋鍛えても、腰痛の予防にはなりませんから。

普段の体の使い方意識してますか?

この方の場合、左右の体のバランスが崩れていて歩く姿がおかしいんです。

立ち座りの時も腰に負担のかかるような動作のしかたが癖になってます。

ですので、まずは立ち方・座り方、そして立ち座りの動作を無理なくできるよう指導させていただきました。

普段は聞く耳もたなくても、やはり激痛で動けなくなった後ですから、素直にやってくれますね。

このような日常生活での動きを改善してもらい、3回の施術でほぼ違和感はなくなりました。

一緒に来ていた奥様からは、歩く姿勢がよくなったみたいとおっしゃていました。

大事なことは、痛みがなくなることではなくて、痛みが出ないような体の使い方を習慣にできるようになることです。

ぎっくり腰になったことが、自分のお体と向き合うきっかけになれば、災い転じて福となりますね。

 

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