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アイコン2015/05/08

アイコンコラム

【症例】お尻から脚にかけての痛みとしびれで起き上がれないほどのつらさでした

脚に痛みとしびれが出るつらい症状

お尻から脚にかけての痛みとしびれで来院された男性会社員の症例です。

この男性は、出張で国内外へ頻繁に行き来をされていました。

海外への出張の場合は、長時間飛行機に乗り、座ったままなので結構からだに負担になるものです。

今回、2週間ほど前にアメリカから飛行機で帰国された時から、お尻から太ももの裏や横への痛みやしびれを感じ始めたことでした。

その後症状は、左のお尻から脚の外側にかけて指先までしびれがあり、特に朝の寝起きはしばらく立ち上がれないくらいつらかったそうです。

しばらくの間、さすったり動かしたりしていると、徐々に症状が落ち着いてくるので、ようやく起き上がれるとのことでした。

このような症状は、病院で診断されると坐骨神経痛といわれる病態です。

このまま脚のしびれが続くようならどうしようという不安が強くなって当院へ来院されました。

坐骨神経痛は長時間の座位で起こりやすいです

この男性が乗ったのはエコノミークラスで、座席が真ん中の席だったそうです。

いつもは端の席に座るのですが、今回は運悪く満席で両端を巨漢の外国人にはさまれた状態だったそうです。

そして10時間のフライトの間、トイレに立つこともできなくてずっと座りぱなしだったそうです。

この方は、もともとぎっくり腰になったことがきっかっけで慢性の腰痛を抱えておられました。

そこへ、今回の長時間の同じ座わり姿勢を余儀なくされたのが、脚への痛みやしびれ症状の引き金になったようです。

坐骨神経痛の症状を原因である筋肉への治療で解消する

病院で坐骨神経痛と診断された方は、しびれや痛みの原因は神経が押さえつけられているからだと思っておられるケースが多いようです。

この男性の場合は、座席に座っている時のお尻が当たるところから痛みが起こっていたようで、筋肉の異常な硬さが痛みの原因である筋膜性疼痛症候と思われました。

痛みやしびれを感じる所ではなく、痛みの発信源に当る部位をトリガーポイントといいます。

この男性は、お尻の筋肉にこのトリガーポイントが見つかったので、この痛みの発信源を解消するための治療(トリガーポイント治療)と元々あった慢性腰痛の解消のために身体の歪みを調整してバランスを整える整体を施しました。

週に3回続けて施術を重ねた結果、朝の寝起きのつらさと動きがずいぶん楽になり痛みも軽減したそうです。

この男性には慢性で困っていた腰痛もあるので、現在は根本的な身体の改善のために定期的に通院して治療を受け、自分でできる運動習慣を身につけていただいています。

 

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