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2015/04/14
腰痛
【症例】治療を受けてもすぐまた腰痛で苦しんでいた男性のケース
慢性的に長引くつらい腰痛に悩まされている方はたくさんおられます。
特に男性では症状発症の第一位が腰痛だそうです。
今回は、40代の自営業をされている男性の慢性腰痛の症例を紹介します。
「治療を受けてもすぐもとに戻る腰痛で苦しんでいました」
この男性は、慢性的に腰の痛みを抱えており、カイロプラクティックや整体にも何軒か通われ、その時は楽にはなっても、またすぐに、つらい痛みが戻ってくるのは何でだろうと疑問に感じておられました。
整形外科では、椎間板ヘルニアなど骨や軟骨には異常はないと言われたそうです。
しかし、慢性的に痛みがある為、趣味のボートでの釣りも楽しめなかったそうです。
「治療を受けること自体が怖くなっていきました」
当院に来る前は、治療してもらった後も、ベッドから起き上がろうとすると腰が固まって動けなくなることが何度もあったそうです。
また起き上がれなくなったらどうしよう、という不安が先に立ってしまうのだそうです。
そのために、治療を受けること自体が怖くなっていたとおっしゃいました。
特に痛みを感じるのは、身体の奥のほうからくる気がしていて、
「そこっ」というところになかなか触ってもらえないもどかしさをいつも感じておられました。
「痛い所に原因があるんじゃないのかもしれない」
この男性はインターネットでいろいろ調べているうちに、当院のサイトにたどりついたそうです。
ホームページに書かれている事を隅々まで読んでいただいたそうです。
そして、「もしかしたら自分痛みのは、痛い所に原因があるんじゃないのかもしれない」と思われ、一度施術を受けてみようと思い、当院にご来院されました。
治療してわかったこの男性の痛みの原因
初診時のカウンセリングは、最初にこれまでの経過や現在のからだの状態についてお話を聞かせていただきました。
そうすると、ある動きで痛みを感じることはあるけれど
- いつも同じ動きではないこと
- ベッドから起き上がる時に必ず、腰がロックしたように固まり動けなくなること
- 何か奥の方に痛みの元がありそうな気がすること
などの問題が浮かび上ってきましたが、ただ押さえただけの刺激では、特に反応はありませんでした。
次に、痛みの引き金点(トリガーポイント)がないかどうかを調べる為に、更に触察すると、腰やおしりの筋肉には硬いしこりのようなものが触れました。
痛いですか?と聞くと、「気持ちがいいくらいです」とのこと。
そこで、今度は鍼を使って痛みの原因となる筋肉の異常な部位(トリガーポイント)ができていそうなところを刺激しました。
そうすると、「あっー」という声をあげて、「今痛いところに当った感覚が出ました!」と答えてくれました。
つらい腰痛も”痛みの引き金トリガーポイント”が見つかると治療効果が期待できます
このように、つらい腰痛もトリガーポイントが見つかると治療効果が期待できます。
これは、表面から触ってもなかなか届かない深い部位なので、今までどこへ行っても治療してもらえなかったのでしょう。
この方は数回の施術で長年の腰の痛みがかなり楽になりました。
現在は、仕事がら同じ姿勢でいることが多いので、そろそろやばいなと思った時には、腰痛にならないよう定期的に体のメンテナンスを受けに来院されています。