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アイコン2017/10/27

アイコンめまい

たかが「めまい」と侮ってはいけませんよ!

こんにちは、院長の稲田です。

今日は、当院での来院者が多い「めまい」についてのお話を書いていきますね。

一般に「めまい」がするというと、メニエール病という病名が浮かんで耳鼻科であつかう症状だと思われがちです。

しかし、実際は耳鼻科では扱わない「めまい」症状はたくさんあるんですよ。

たとえば脳貧血や脳の疾患によって起こることもありますから、単純に耳のせいで起こると思わないほうがいいです。

また、耳鼻科や脳外科などで精密検査をしてもどこにも異常がみつからないのに「めまい」を起こす方がおられます。

このような方々はたいてい、自律神経失調が原因となっているケースが多いんです。

病院での検査で異常がみつからなければ、心療内科にまわされて投薬治療を受けさせられたりすることも多いようです。

病院の精密検査をしても原因がわからない「めまい」は、整体や鍼灸で自律神経のバランスを整えると症状が消えることが多いですね。

めまいには大きく分けて3種類ある

「めまい」がするといっても、実際はその病態には大きく3つの種類に分けられます。

  1. 立ちくらみ系
  2. ふらつき系
  3. 目が回る系

まず最初にあなたの場合はどのタイプの「めまい」なのかを見極めないといけません。

一番区別しやすいのは、回転性のめまいかどうかです。

回転性のめまいとは、周りの景色がぐるぐる回っていたり、自分がぐるぐる回っている感じがする「めまい」です。

もし、ぐるぐる回る感じがないのなら、立ちくらみ系かふらつき系のどちらかです。

立ちくらみ系の「めまい」とは

立ち上がった時にクラッとくるのが立ちくらみです。(そのまんまですね。^^)

これは、立った瞬間に血圧が下がってふーっとなって、意識がなくなる直前の状態なのです。

原因はいろいろ考えられますが、結果として意識の中枢である脳幹というところが虚血、つまり血液が足りなくなって起こるのですね。

意識がなくなって倒れるというのも、この脳幹の虚血が原因で、目の前が真っ暗になってストンと倒れるような状態になります。

もし、このような経験をされたことがあるなら、一度は脳外科で精密検査を受けることをおすすめします。

特にご老人の方の場合は、いのちの危険のある「めまい」ですから決して侮らないようにしてくださいね。

脳卒中の前ぶれでも立ちくらみの「めまい」が起こるということは覚えておいてください。

ふらつき系の「めまい」とは

ふらつきとは、フラフラ、フワフワ浮いたような感じや何となく揺れているような感じがするような「めまい」です。

耳の中の耳石の障がいのこともありますが、多くは中枢性のバランス障害が起きていることが多いようです。

お酒に酔った酔っ払いの人が、千鳥足で歩くようによろよろ歩くのは、まさにこの中枢性の平衡バランスが失調した状態なんですね。

若い人に多い起立性調節障害(OD)は、血圧が落ちてしまってフラフラする「めまい」がよくみられます。

命の危険があるわけではありませんが、最近非常に多くの若年層に見受けられ社会問題化しています。

起立性調節障害は、自律神経のバランスを整える施術を受けたり、生活習慣を変えることで良くなっていくものです。

今日のまとめ

「めまい」には、大きく3つに分類され、脳の動脈系の循環が悪いものと、自律神経の失調からくるものがある。

脳の動脈系の循環が悪い「めまい」は、脳外科で精密検査を受けておく。

病院の検査では異常がみつからない場合は、身体のバランス、自律神経失調の可能性があるので、自律神経を調整できる整体院や鍼灸院を受診してみる。

自分の生活習慣で良くないと思われること、たとえば運動不足や寝る時間が遅いとか、片寄った食事や摂る時間が不規則などなどがあれば見直してみる。

どうぞ参考にしてみてください。

 

 

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