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2018/03/09
偏頭痛
脳過敏症候群から起こる頭痛・めまい・耳鳴り・不眠
最近テレビや本などで耳にする機会がある「脳過敏症候群」。
東京女子医科大学脳神経外科の清水俊彦教授らによって提唱された、頭痛に対する新しい考え方です。
脳の興奮状態が続き、過敏になってしまい、わずかな刺激に対しても反応してしまってさまざまな症状が起こります。
つまり脳過敏症候群とは、過敏になった脳が引き起こす不快な症状の総称なのです。
どんな症状が起こるのか
代表的な症状は、過去に片頭痛などの慢性頭痛をもっていて、
- 頭鳴(頭の中がガンガンする)
- 耳鳴り
- めまい
- 不眠
他にも、頭重感、不安感や抑うつ状態などが起こったりします。
以上のような症状があって、病院へ行っても原因がわからないと言われる場合には「脳過敏症候群」なのかもしれません。
脳過敏症候群の検査と治療
脳過敏症候群と診断される場合は、音や光などを外部から脳へ刺激を与えて電気信号を調べる脳波検査が行われます。
異常な興奮があれば、頭に貼った電極から脳波を拾うことで測定されます。
もしも脳過敏症候群と診断されたら、片頭痛の発作を抑えるトリプタン製剤などが処方されるようです。
しかし、治療法はまだ確立されているわけではなく、病名としてもまだ一般の病院にまで認知されているわけではありません。
脳過敏症候群といわれたら
脳過敏症候群では頭痛の症状がメインとなりますが、めまいや耳鳴り・不眠などもみられます。
医療機関では、片頭痛として治療されるようですが、その根底には自律神経のバランスが乱れていると考えられます。
脳の過敏性は自律神経を乱れさせ、自律神経の乱れは脳へのストレスとなり悪循環が起こっってしまいます。
薬に頼らないで、体がもつ治る力を引き出す自律神経バランス調整法は、脳への過剰な刺激を解除します。
脳へダイレクトにアプローチできるのが頭蓋(クラニアル)への治療で、間接的に脳へアプローチできるのが内臓への治療です。
また脳への過剰な刺激を断つためには、感情や心理的なストレスを解除することも有効です。
脳過敏症候群という病名に怖がることなく、ぜひあなたの中にある治る力を信じてください。