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アイコン2018/09/11

アイコンセルフケア

自律神経を整えて免疫力を高める方法

自律神経と免疫の関係

免疫の力が落ちたというと、風邪をひきやすかったり体調が不安定で疲れやすいなどといったイメージがありますね。

実際、私たちの体を支えコントロールしてくれている大きなしくみが二つあるのですが、その一つが免疫系です。

もう一つが神経系で、中でも体全般の調子をコントロールしているのが自律神経です。

免疫系と自律神経系はお互いに協力し合いながらはたらいているので、自律神経のバランスが崩れてしまうと免疫の力は正常に働きにくくなってしまいますよ。

たとえばストレスを強く感じて「焦り」や「不安」などの感情にとらわれてしまったり、食事・運動・休息などの生活習慣が乱れていると交感神経の過緊張が起こりやすくなります。

そして長期間にわたって交感神経優位の状態が続くと、免疫力も落ちてしまいます。

免疫系は別名では体の防護システムともいわれていますので、細菌・ウイルスはもちろんのこと、食べ物や空気中の有害物質を排除する力も低下してしまいます。

当然ながら内臓の働きが弱り、心肺機能も落ちてしまいますよ。

心肺機能が落ちると、心臓に負担がかかってくるので、さらに交感神経が優位になるという悪循環に陥ってしまいがちです。

心臓の疲れは免疫に関係する臓器である脾臓(ひぞう)や胸腺への血行不良を起こすので、免疫力もまた落ちてしまいます。

さらに粘膜が弱かったり、盲腸のはたらきが落ちてしまうと感染症を起こしやすくもなるのです。

免疫力を上げるためにできること

以上のように免疫と自律神経が密接に関係しているということはお分かりになったと思います。

なので、免疫自体を強化するという手もあるのですが、自律神経のバランスを回復させるということが結果的に免疫力を高めることになるのですね。

ストレスをリリースする

自律神経は、感情や心理的なストレスに影響を受けますので、ストレスに対処できるようになることが大切なポイントです。

そうはいってもなかなか対処できないから困っているという方もいらっしゃるかもしれませんね。

では、そんな時に一人でできる簡単なストレス解消法をお伝えしましょう。

セルフケアのやり方

  1. まず、ストレスだと感じることを思い描いた時に体に感じる感覚をチェックしてみてください。息が詰まるとか、みぞおちに嫌な感じがあるとか。
  2. 次に、両手の指の腹でおでこに軽く触れます。
  3. そして頭の中で、ストレスに感じることを思い描いてみます。
  4. 思い描きながら両目を大きく上ー横ー下ー横ー上と大きな円を描くように回してみましょう。右回しに3回、次に左回しに3回大きくゆっくりと回します。
  5. 両手をおでこから離して、もう一度ストレスに感じることを思い描いてください。最初に感じた時の体の感覚や思い描いた時の気持ちの状態を再度チェックしてみます。
  6. ストレスに感じる感覚が減っていたら成功です。

このセルフワークをやるときは、一人で居られる空間で静かに仰向けに休んだ状態でやってくださいね。

京都自律神経センターでは、ストレスや感情による体の不調のチェックを行っていますので、セルフケアだけでは追いつかないような心身の不調でお困りの場合はご相談くださいね。

生活習慣を見直す

もう一つ大切なことは、あなたの日常の生活習慣を見直すことです。

自律神経の不調の原因は生活習慣の中に潜んでいることも多いからです。

生活習慣を見直すと言ってもそんなに難しいことではありません。

  • 食事
  • 睡眠
  • 運動

この三つの角度からご自分の生活習慣を洗い出してみることです。

たとえば、ダイエットのために極端に食事を制限していたり、夜遅くまで起きて睡眠時間が足りていなかったり、運動を全くしていなかったり。

上の三つは生きるための基本ですし、自分で責任を持たないといけない部分です。

わかりやすく言えば、「食う・寝る・遊ぶ」をもう一度見直してみましょうということですね。

もしどう生活習慣を改善していけばいいかわからないなら、あなたに合ったサポートをさせていただきますのでご相談ください。

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