コラム

2025/06/19
自律神経失調症
「自律神経の乱れかも」と言われたら──“頭に熱がこもる”という新しい視点
自立神経失調症・原因不明の不調専門の鍼灸整体いなだ治療院です。
最近、こんなふうに感じることはありませんか?
「頭が重たい」
「ずっと考えごとをしている気がする」
「ぼーっとするのに眠れない」
実はそれ、“脳がオーバーヒートしている”状態かもしれません。
脳に“熱がこもる”ってどういうこと?
「うつ熱(うつねつ)」という言葉、聞いたことがあるでしょうか。
これは、熱がうまく外に出せず、体内にこもってしまう状態のこと。
その中でも「頭部内うつ熱」は、頭の中に熱が溜まり、抜けにくくなっている状態を指します。
風邪や熱中症とは違い、検査では異常が出ません。
でも、自律神経が乱れ、脳の興奮が収まらなくなっているとき、
まさにこの“うつ熱”のような状態が起こっていることが多いのです。

情報も感情も、熱になる
現代の暮らしは、頭を使いすぎる要素に溢れています。
スマホから流れ込む大量の情報。
人間関係や仕事のプレッシャー。
言いたいことを飲み込む日々のがまん。
脳は、そういった「情報」や「感情」もエネルギーとして受け取り、処理しています。
でも、それが処理しきれなくなったとき、
まるでエンジンがオーバーヒートするように、脳の熱がこもってしまうのです。
頭に熱がこもると、どんな不調が?
・寝ても疲れが取れない
・不安感やイライラ
・めまいや耳鳴り、頭痛
・のぼせや顔のほてり
・思考が止まらない、気持ちが沈む
これらはすべて、脳がオーバーワークになっているサインといえます。
頭を冷やす?いいえ、まずは“からだ”から
「頭が熱いなら冷やせばいいのでは?」
──たしかにそれも一つの手ですが、
根本的な改善には、“頭の熱を逃がせるからだ”を作ることが大切です。
いなだ治療院では、
・頭部の骨や背骨の動きを整えて脳脊髄液の循環を促す
・お腹やみぞおちの緊張をゆるめて呼吸を深くする
・内臓疲労や姿勢のアンバランスを整えて、全身の熱の通り道をひらく
──そんな整体を通して、脳がクールダウンできる“通り道”を整えていきます。
施術中に「スーッと頭が軽くなった」「視界が広がった」とおっしゃる方も。
深く眠ってしまう方も多く、「何年ぶりかに頭が静かです」と話してくれることもあります。
からだの奥に、静けさを取り戻す
ずっと考えて、がんばって、止まれなくなっていた。
そんなあなたに必要なのは、“冷やすこと”よりも“整えること”。
頭を静かにするには、まずからだをゆるめてあげること。
そして、今感じているつらさは、あなたが弱いせいじゃありません。
それはきっと「もうそろそろ、立ち止まってもいいんじゃない?」という、
あなたのからだからのメッセージなのかも。
脳の静けさを取り戻すことは、
あなたの本来の元気と回復力を取り戻すことにもつながっていきます。
どうぞ、安心してご相談ください。
あなたの中の“本来の静けさ”を、一緒に取り戻していきましょう。
編集者プロフィール

初めまして。いなだ治療院の稲田 泰弘
です。
病院では「異常なし」と言われたけれど、つらさは続く──
いなだ治療院は、そんな「理由のわからない不調」や「慢性的な痛み」に悩む方のための自律神経失調症と腰痛の専門治療院です。
私自身も、かつて椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛や
自律神経の乱れによる極度の不調を経験しました。
だからこそ、いま私が向き合っているのは、
「誰にもわかってもらえないつらさ」を抱え、
どこに行っても改善しなかった方たちです。
病院では「異常なし」と言われたけれど、つらさは続く──
いなだ治療院は、そんな「理由のわからない不調」や「慢性的な痛み」に悩む方のための自律神経失調症と腰痛の専門治療院です。
私自身も、かつて椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛や
自律神経の乱れによる極度の不調を経験しました。
だからこそ、いま私が向き合っているのは、
「誰にもわかってもらえないつらさ」を抱え、
どこに行っても改善しなかった方たちです。